歯槽頂間線の法則 [歯科]
つづきですが我々が学生の時に必ず習う
「歯槽頂間線の法則」っていうのがあるのです。
要は義歯は顎の位置に合わせて入れ歯を作れ
っていうことなんですが、これが大間違いって
ことを加藤先生が力説していました。
歯が抜けると顎の骨もどんどん吸収されて行く
わけですけどその吸収された顎に合わせて義歯
をつくるといかにも入れ歯っぽくなるか、
口元も下がり寂しい感じになりがちになっている
場合が多いのですけど、加藤先生は健康な歯が
あった位置に復元しようということなんですね。
考えてみれば当然の話なんですが
「歯槽頂間線の法則」はいまだに大学で
きっちり教えられていて国家試験にも必出
の項目なんですね。
「歯槽頂間線の法則」が教科書から消滅しな
ければ患者さんの不幸はつづくことに
なりかねません。
実際「歯槽頂間線の法則」を無視して総義歯
を作るとは入れた瞬間から喜びを表情に出し
てくれるか患者さんが多くて自分でもうれしく
なってしまいます。
2009-10-15
少し前にセミナーに出ました。加藤武彦先生。
なんども講演は受けてるのですが、毎回感動します。
ゴッドハンドです。今回はお話だけでなく二日間
じっくり患者さんの診療をしている様子を見学
することが出来てほんとうに幸せでした。^^)
総義歯、介護のスペシャリストでご自身も脳梗塞から
生還された経験をもとにしてますから、
すごさが増してます。たぶんこのセミナーで
じぶんの義歯もかなりパワーアップしたと
思います。(断言)
ゴッドハンド加藤の手です。
歯周病と糖尿病
いままでは歯周病っていうのは口の中だけの病気と考えられて
いましたが、実は成人病と言われる糖尿病や動脈硬化、また
早産との関連があることがわかってきました。歯がダメに
なったら入れ歯でいいや、なんていってられないですよ。
実際、歯が残っていて、なんでもかめる高齢者は痴呆も少なく
医療費も入院率も低いというデータが出てますから、歯は
想像以上に健康と密接に関係があるということです。
ということでそのお話を今月の18日にすることになりました。
お近くにお住まいの方は是非おいで下さい。