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歯槽頂間線の法則 [歯科]

つづきですが我々が学生の時に必ず習う
「歯槽頂間線の法則」っていうのがあるのです。
要は義歯は顎の位置に合わせて入れ歯を作れ
っていうことなんですが、これが大間違いって
ことを加藤先生が力説していました。
歯が抜けると顎の骨もどんどん吸収されて行く
わけですけどその吸収された顎に合わせて義歯
をつくるといかにも入れ歯っぽくなるか、
口元も下がり寂しい感じになりがちになっている
場合が多いのですけど、加藤先生は健康な歯が
あった位置に復元しようということなんですね。
考えてみれば当然の話なんですが
「歯槽頂間線の法則」はいまだに大学で
きっちり教えられていて国家試験にも必出
の項目なんですね。
「歯槽頂間線の法則」が教科書から消滅しな
ければ患者さんの不幸はつづくことに
なりかねません。
実際「歯槽頂間線の法則」を無視して総義歯
を作るとは入れた瞬間から喜びを表情に出し
てくれるか患者さんが多くて自分でもうれしく
なってしまいます。

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