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歯周病と糖尿病 その2 [歯科]

 歯周病と糖尿病との関係を検証するために、2回ほど病院に
通院している糖尿病の患者さんを診る機会がありました。
糖尿病の患者さんは歯周病が重症化しやすいというのは
以前から言われていましたが、糖尿病の患者さんは予想
異常に歯周病が進行して、なおかつその治療を受けて
いない方がとても多い。
今、むし歯が減少して患者が減少して多くの歯科医院が
大変な状況になっているという報告が多数ありますが、
我々歯科医師は一生自分の歯で噛めるという使命を持って
歯周病の治療や予防を積極的にしていけば歯科医が多
すぎるどころか足りなくなる状況が来るのではと思います。
そうすれば患者さんと我々がハッピーになれる
そんな時が来るのではと思っています。

歯槽頂間線の法則 [歯科]

つづきですが我々が学生の時に必ず習う
「歯槽頂間線の法則」っていうのがあるのです。
要は義歯は顎の位置に合わせて入れ歯を作れ
っていうことなんですが、これが大間違いって
ことを加藤先生が力説していました。
歯が抜けると顎の骨もどんどん吸収されて行く
わけですけどその吸収された顎に合わせて義歯
をつくるといかにも入れ歯っぽくなるか、
口元も下がり寂しい感じになりがちになっている
場合が多いのですけど、加藤先生は健康な歯が
あった位置に復元しようということなんですね。
考えてみれば当然の話なんですが
「歯槽頂間線の法則」はいまだに大学で
きっちり教えられていて国家試験にも必出
の項目なんですね。
「歯槽頂間線の法則」が教科書から消滅しな
ければ患者さんの不幸はつづくことに
なりかねません。
実際「歯槽頂間線の法則」を無視して総義歯
を作るとは入れた瞬間から喜びを表情に出し
てくれるか患者さんが多くて自分でもうれしく
なってしまいます。

ようやく金曜日 [歯科]

歯科の治療は結構神経を使うので金曜くらいになると
少し疲れが出てきます.ここのところ結構忙しくて
自分のしたいことが出来てません.土曜日曜は
尊敬する先生の講演会に出席できるのでそれだけ
が楽しみです.いい講演会に出るとそのあとしば
らくはるんるんです.義歯っていうのは奥が
深くて世のゴッドハンドと呼ばれる先生の話を
たくさん聞くと確実にパワーがアップするのが
自分でも体感出来ます.

できあがり [歯科]

で,できあがり.
こんな感じです.患者さんのデータベースは
コンピュータから読み取ってそれをもとに
詳しく説明して行きたいと思います.すこし
うれしい.
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これが
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こうなって,
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こうなりました.


カウンセリングルーム作りました [歯科]

最近は歯科も随分変わってきました。歯がお口の中で長く
輝けるように審美やインプラント、矯正、定期的に歯のケア
のために通院していただけるメインテナンスなど。
歯をお手入れのために何も無くても通院していただくという
システムは昔ではほとんど考えられなかったかもしれません。
メインテナンスのない、予防を考えないその場限りの治療は
結局歯を失ってなってしまいます。その新しい
流れを患者さん十分に理解していただきたくてじっくり
お話したいのですが、その場所が無かったのです。
で、カウンセリングルームを作りました。院長室が無駄に
場所を取っていたのでこの半分をつぶしました。
院長室は何も生産しませんから。結構、気分的にも
リフレッシュします。プロの仕事というものはすごい。
テキパキと工事が進んでいきます。
これが最初の院長室です。
進行具合を見てください。面白いです。
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壁が出来て向こうに待合室に繋がる穴が開いたの図.

学校健診の季節 [歯科]

今年も学校健診の季節がやってきました.大きな二つの高校を
受け持っています.学校健診は他の科と違って本数が多いために
学生ひとり当たりでも結構時間がかかります.一人30秒として
180人見ても1時間30分延々と口の中を見続ける訳で結構しんどい
仕事になりますね.おまけに今年はほんとうにすごい花粉が舞っているのが
鼻の状態で分かります.健診の最中に鼻をかむために中断数回っていう
事態でほんとうにつらかったです.こんなにひどい花粉症の症状は
初めてかもしれません.今日でようやく終わりました.ほっ.


歯科衛生士という職業 [歯科]

 最近は日頃から歯を歯科医院で歯のお手入れをしていると
口の状態をとても良い状態で維持でき、快適だという
話が広まって来たようで、痛いとか歯の不快症状を解消する
目的で来院する患者さんに加えて歯のクリーニング、メインテナンス
を希望して来院する患者さんも多くなってきました。この仕事の大半
は歯科衛生士が担っています。
歯のお手入れを定期的に希望する患者様が増えると言うことは
とても良い傾向なのですが、そうなると衛生士枠のアポイントが
なかなか取れないというちょっと困った状況になってきました。
 衛生士さんのお仕事って患者様と一緒にお口の健康を維持して
いくというやりがいのあるものです。
もしお嬢さんが将来の進路に迷っていたらぜひ歯科衛生士をお薦めします。

予防で仲良し [歯科]

当医院は予防を中心に回っています。悪くなってから治療するとどうしても
歯のダメージが大きいですから。予防して悪くしないようにするのが
簡単で、歯にもずっと優しいんです。そのために定期的なお口のチェック
とクリーニングで通院していただいてる患者さんもたくさんいらっしゃいます。
予防を徹底するとむし歯とか歯周病でのトラブルが少ないので絶対おすすめしたいです。
予防でおいでになる患者さんは歯を削るとか怖いことをしないということが
お分かりになってますから、笑顔で受付です。
患者さんと定期的にお会いして気楽にお話が出来るので患者さんと仲良しになれるということが
予防の大きな効用だなーなんて思う今日この頃。

タバコと歯周病 [歯科]

タバコが体に悪いのは当然ですが、歯周病を悪くする要因になるのはあまり知られて
いません。治療してもなかなか効果がでない、進みだすとそのスピードが速いなど
歯周病の治療をしていてタバコの有害性をつくづく感じる場面を多く経験します。
先日こんな経験をしました。長年定期的に歯のお掃除をしているのに歯周病があまり
良くならず、場所によっては進行していた患者さんが急に歯周病が改善してきました。
色もタバコを吸う患者さん歯肉特有の黒ずんだ色がすこしきれいになってきてます。
もしかしてタバコを止めました?って聞いたらyes.の答え。
禁煙をおすすめして禁煙していただいて歯周病が改善したということ、これは自分と
担当していた衛生士にとってはとてもうれしいことでしたね。[わーい(嬉しい顔)]

抜歯とハイネ [歯科]

以前からライトのついていない拡大鏡は数年前から使っています。よくテレビでお医者さんが手術中につけているあれですね。口の中が数倍拡大されて見えますからかなり正確に治療出来ます。精密さが要求されるシビアなケースなんか飛躍的に正確に治療ができますね。長く使ってるとさすがに疲れますけど、治療内容次第ではかなり強力な武器になりますね。
歯を抜くのも簡単なケースとかなり難渋するケースもありますが、難しい場合は我々は「難抜」というのですが、
歯と骨の間の細い隙間を見つけるのが抜歯がうまくいくポイント。ここに抜歯器具がうまく入るとよっしゃ!っていうことになるんですが、暗いとかなりそれが難しい。ところが少し前からハイネというライト付き拡大鏡を入れたら
ほんとここが簡単に見つけることが可能で快適だー。

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